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フランス北西部・ブルターニュ地方出身の女性写真家であるアエラ・ラベの作品集『L'Absente』。コンテンポラリーダンスを学ぶために、アムステルダムに移り、ダンサーとしても活動しながら、その詩的で繊細な視点はカメラにも向けられていくようになり、フォトグラファーとしても活動するラベ。ヘルシンキ・スクールの作品も想起させるような、コンテンポラリーでノスタルジック、また映画のようなポエティックな描写が特徴的な写真家です。本作のテーマは「不在」。なくなったもの、消えてしまったもの、または目に見えないもの、しかしこの「不在」は「自由」とも密接に結びついており、心を解放し、ありふれた日常から逃れるための扉も開かせてくれるものです。色使いや雰囲気も素晴らしく、女性の心と感性の扉を開かせてくるような夢物語のような一冊です。エディションナンバー入り。