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本書は、1960年代後半にフランスの詩人・作家でビジュアルアーティストとしても活躍したジャン=ルイ・ブロー(1930-1985)によって描かれたエロティシズムな要素も交えたフォトノーベル『Le Voyage de Beryl Marquees』。LSD薬物に依存した女性Berylを主人公に、その彼女を取り巻く二人の男性ドクターがBerylに迫ります。ジャン=ルイ・ブローは、フランスの俳優で演劇家であった「アントナン・アルトー」に関する書物を刊行しており、60年代以降も数々の批評本などを発表しています。若かりし頃にフィルムに携わっていたこともあり、本書のシナリオも映画的な一面が垣間見られ、ソラリゼーションなどを駆使した描写や、斬新なレイアウトなどもユニークです。「写真集」としての完成度もなかなかなロマンポルノです。