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イタリアのカラー写真のパイオニアであるルイジ・ギッリの作品集。1978年刊行の名作写真集「Kodachrome」の再版で世界的に再評価が高まり、2014年にはみすず書房よりレッジョ・エミリアのプロジェクト大学の講義記録「写真講義」も出版され、日本でも人気が高まっています。捨てられない絵葉書のような密かな写真を撮り続け、イメージに捉われ、イメージを通して思考を続けたルイジ・ギッリ。本書は、ギッリが60年代後半より写真家として活動を始めて以来書き続けてきた「写真」に対する考えを綴ったエッセイ集。自身が創作した作品集や各種雑誌等に向けた論考のみならず、写真という行為に対する確かな知識とユニークな考察が詳細に記された貴重な記録。敬愛したウォーカー・エバンス、ウィリアム・エグルストンら代表的写真家の批評から、ボブ・ディラン等音楽からイメージを創造した経緯まで、カラー図版を交えて計68の章立てで構成されています。テキストは英語。